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産別紹介㉑ 全電線:「相互信頼・相互理解」精神基調に(全電線 中央書記長・小嶋美徳)

 全電線は、1946年(昭和21年)7月2日、戦後復興の混乱が続くなか、東京・京橋公会堂において結成大会を開催し、23組合、約12,000人の組合員による産業別労働組合として、その歩みを始めました。以来80年、幾多の経済不況や産業構造の変化など、決して平坦とはいえない時代を乗り越えながら、歴代役員・組合員の皆様のたゆまぬ努力と加盟単組の固い結束、そして関係各位の温かいご支援に支えられ、着実に発展を重ねてまいりました。

 2026年1月現在では、39組合、28,112人の組合員を擁する組織へと成長しています。

 このたび、全電線は結成80周年という大きな節目を迎えることができました。これは、長きにわたり全電線の運動を支え、その発展に情熱を注いでこられた諸先輩方をはじめ、すべての組合員、関係者の皆様のご尽力の賜物であり、改めて深い敬意と感謝を申し上げます。

 現在、電線関連産業では、生成AIの普及やデータセンター需要の拡大、送配電網の更新・強靱化などを背景に、新たな需要の拡大が期待されています。一方で、人手不足や資材価格の高騰、国際情勢の不透明化など、取り巻く環境は複雑さを増しており、こうした変化への的確な対応と持続的な産業基盤の強化が求められています。また、社会全体においても、DX・GXの進展やAI技術の急速な発展、少子高齢化・人口減少など、大きな変革のただ中にあります。働き方や産業のあり方が大きく変化するなか、労働組合にも時代の潮流を的確に捉え、柔軟かつ主体的に対応していくことが重要です。

 全電線は、80年の歴史のなかで培われてきた「相互信頼・相互理解」の精神を基調に、守るべき基本と変革すべき課題を見極めつつ、果敢に挑戦してまいります。そして、産別と加盟単組の連携をさらに強固なものとし、電線関連産業で働く仲間の雇用と生活を守り、産業の持続的な発展とより良い社会の実現に向け、これからも力強く歩みを進めてまいります。

(「ネットワーク全労生」生産性新聞2026年9月25日号掲載)

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