コンテンツへスキップ

2025年度 全労生ユニオン・カレッジを受講して:学びを組合活動の実践につなげるために(全日通労働組合中央本部 経営・政策部担当部長・小山田里美)

 全10講にわたり、生産性運動や労働組合の役割をはじめ、雇用・賃金、経営分析、人権デューデリジェンス、GX、労使協議など、現在の労働組合に求められる幅広いテーマについて学ぶことができました。講義を通じて、社会や企業を取り巻く環境が大きく変化する中で、労働組合にも幅広い知識と多角的な視点が求められていることを改めて認識する機会となりました。

 特に印象に残ったのは、経営分析に関する講義です。経営指標を正しく読み解き、企業の現状や課題を客観的に把握すること、また、その分析を労使交渉に生かし、建設的な議論につなげていくという考え方は、日頃の組合活動にも通じるものがありました。「なぜその視点が必要なのか」を考える機会となり、自らの視野を広げることができたと感じています。

 また、さまざまな産別・単組で活動する仲間との交流も大きな財産となりました。取り巻く環境や抱える課題は異なっていても、「働く人のためにより良い職場をつくる」という思いは共通しており、意見交換を通じて多くの気づきと刺激を得ることができました。

 私は現在、全日通労働組合中央本部で経営・政策を担当しています。会社業績や各種施策について会社と議論する機会が多くありますが、今回の受講を通じて、現場の実態を的確に把握し、経営環境や社会情勢も踏まえながら提言を行うことの重要性を改めて認識しました。今回の学びを知識として終わらせることなく、組合員の声を会社に届け、安心して働き続けられる職場づくりにつなげていきたいと思います。今後も今回得た知識や仲間とのつながりを大切にしながら、その成果を組合活動に生かしてまいります。

 最後になりますが、このような貴重な学びの機会を設けていただいた全労生・日本生産性本部の皆様、ご講義いただいた講師の皆様、そして、共に学び、多くの気づきや刺激を与えてくださった受講生の皆様に、心より感謝申し上げます。

(「ネットワーク全労生」生産性新聞2026年8月25日号掲載)

掲載紙PDF