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産別紹介㉒ 全国ガス:生産性向上に「正しい努力」を発信(全国ガス 中央執行委員長・菊池俊彦)

 全国ガス労働組合連合会(全国ガス)は、ガス関連産業で働く仲間約23,000人(85組合)が結集する「ガス産業」唯一の産業別労働組合です。全国5つの地方連合会を置き、各地域に根ざした都市ガス事業をはじめ、LPガス、設備工事、関連サービスなどの多様な業態の加盟組合で構成され、2026年7月に80周年を迎えました。

 ガス関連産業を取り巻く環境は、地政学リスクの高まり、人口減少に伴う地域経済の縮小、カーボンニュートラルへの対応など、激しく変化しています。また、加盟組合が抱える課題も多様化・個別化しています。こうしたなか、2026年度より、中期的な運動の羅針盤となる「全国ガス中期ビジョン2030」をスタートさせました。組織の持続的成長の原動力は「人」であり、共感力と多様性を備えた「組織」と前向きな「活力」が不可欠との考えのもと、「活力あふれる人・組織」をめざす姿として掲げ、運動を推進しています。

 近年の春闘では多くの加盟組合で賃上げを実現した一方、産別内での企業規模間における妥結額の格差拡大が課題となっています。持続的な賃上げを定着させるには、生産性向上の取り組みがこれまで以上に重要です。そこで産別として、生産性向上をテーマとした組合員向けオンラインセミナーの開催や、職場環境改善の好事例の共有など、経営施策を現場で遂行する働く者一人ひとりが生産性向上に積極的に関与していく取り組みを推進しています。

 私は産別内に向けて「『正しい努力』が何かを考え、『正しい努力』をしていこう」と発信しています。生産性の向上に向けて創意工夫を重ねる「正しい努力」は、生産性運動三原則の精神にも通ずるものであると考えています。全国ガスは今後も、生産性運動三原則の視点を重視し、労使の信頼関係を軸としながら、産業・企業の持続的発展と、組合員および家族の幸せの実現に向け、「正しい努力」を積み重ねてまいります。

(「ネットワーク全労生」生産性新聞2026年10月25日号掲載)

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