日本紙パルプ紙加工産業労働組合連合会(略称:紙パ連合)は、製紙業、パルプ製造業、紙加工業などに関連する業種で働く仲間が結集した産業別労働組合です。
紙パ連合は1988年2月5日、日本国内の労働界の統一を背景に、それまでの産別組織であった紙パ労連と紙パ総連合、さらに無所属の組合が加わった、108単組・5万607人の組合員が結集し発足しました。発足当時から「顔合わせ、心合わせ、力合わせ」を合言葉に、大手・中堅・中小が一体となった民主的な組織運営を土台におき、運動を進めています。現在は79単組、2万3640人が加盟しており、全国各地域に9つの地方本部を置き運動方針および中期ビジョンの達成に向けて活動を展開しています。
紙パ連合は、これまで魅力ある産業・企業と魅力ある産業別労働組合をめざし、時代の変化に即応しながら運動を進めてきました。一方で社会・経済・産業構造が大きな変貌を遂げてきた中、産別運動に求められている役割は多様化してきています。男女平等参画をはじめとする一人ひとりが尊重された労働環境づくり、カーボンニュートラル実現などの産業政策課題、被災者が高齢化している労働災害対策などの課題については、短期間での解決が困難であり、計画性をもって段階的に対策を講じていく必要があります。このことから、2024年度から中期ビジョンをスタートさせ「安全衛生」「組織拡大」「産業政策」「ジェンダー平等」について目標達成に向けた取り組みを進めています。
紙パルプ・紙加工産業は、ペーパーレス化などの背景から紙の製造に対する誤解やネガティブイメージが産業課題に結びついている現状があります。森林保全活動や森林育成技術の活用、森林資源由来の新素材、燃料製造など、地球環境保全につながる産業であることを紙パ連合として発信し、魅力ある産業づくりにつながる活動を今後も展開していきます。
(「ネットワーク全労生」生産性新聞2026年7月25日号掲載)